猫耳姫とメガネ王子
沢山の液体と薬品が並んだテーブルの上を一瞥し、それから落ちそうなほど隅っこに置かれているノートに視線を移す。


もしかして、これが研究ノート?


そう思い、随分色あせている大学ノートを手に取る。


《唯の体質改善ノート》


と大きく書かれていて、中身を開くと白いはずの紙は黄色く黄ばんでいた。
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