猫耳姫とメガネ王子
相手がチャックを下ろした時――。


ガツンッ!!


と、頭を打つ音がして、時間が止まった。
へ――。


男は片手で私の足を掴み、もう片手をズボンに当てた状態のまま、動かなくなってしまう。


そして、その頭から一筋の血が流れ落ちて、男の顔をぬらした。
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