猫耳姫とメガネ王子
慌てて姿見用の鏡の前に立って――言葉を失う。


そこに映っていたのは、紛れもなく、私。


私なんだけれど……なぜか、真っ白な猫耳と、猫尻尾が生えているのだ――。


「これ……本物?」


恐る恐る、横にピンッと出ている耳にさわる。


自分の指先の感覚がくすぐったくて、耳をピクピクと動かした。
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