猫耳姫とメガネ王子
「えと、鈴からメールが来て……返事して……それから、漫画読んだりテレビ見たり……」


必死で思い出そうとしているけれど、きっとそういうことじゃない。


というか、ちゃんと勉強もしろよと、心の中で突っ込んだ。


「そういう日常的なことじゃなくて、普段しない事をしなかったか?」


「普段……」


呟いた次の瞬間、唯は真っ赤になって俺を見てくる。



なんだ?
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