甘い魔法②―先生とあたしの恋―


to。矢野
sub。
―――――――――――――

今日、和馬がちょこっと
寄ることになったんだけど
いい?

彼女ともめてて
かくまって欲しいんだって。

―――――――――――――



5時間目と6時間目の間の10分休み。

一応先生に聞いてみる。


前、和馬が相手でもやきもちを焼くって言ってた事を思い出してのメール。


先生に不安を与えたくない。

そう思う度に、あたしの中には小さな不満が溜まっていく。


不安を言ってよ、って。



from。矢野
sub。
―――――――――――――


了解。

でも、清水が来ても鍵だけは
かけとけよ。


―――――――――――――



先生からメールが返ってきたのは、掃除の時間。

メールを見て、先生の心配症に呆れ笑いが出そうになった。






< 344 / 458 >

この作品をシェア

pagetop