チョコレートより甘い恋
「た、たつ、逹木く…んっ!」


あまりに突然の登場に、テンパるを通り越して動けなくなってしまったあたしは


声を満足に出すことも出来ず、擦れた声でそう叫んだ。


「おはよー、唯瀬。」


「おお…は、おは…よ…」


またしても噛み噛みになってしまって、恥ずかしくて俯いた。


逹木くんに話し掛けられただけで。


逹木くんに見つめられただけで。


逹木くんが目の前にいるだけで。


心臓がばっくんばっくんって。


口から出てきちゃうんじゃないか…ってくらい激しく暴れだして。


喉奥までどくどく脈うって。


もうよくわかんないけど、とにかく呼吸するのがやっとで。


一言喋るのが限界だった。


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