Ⅹ(クロス)
「お前の化身の羽根・・・だ。」


「ぇ?」


ユウリはその羽根を額に当て、そっと目を瞑ってから、頭上へ放す。

それは、闇の中をくるくると舞い上がり、白金の光りの粒となって空に消えていった。

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