ハッピーエンド・スーパーノヴァ
「まってよ、彼女、ヨドミちゃんと同じで高校生って言ってたじゃん。さすがに未成年は・・・」

常識的な反応のはずだが、ボスがすかさず

「バカッ、そこがいいんじゃねえか」

と割り込んできた。なに言ってんだ、この人。

「いやいや。そんな話じゃなくに、アンテナ少女捜しましょうよ」

「それもそうだな。こんな所で立ち話してるのがギャラマサの目についたら厄介だ。・・・こっちだ」

ボスはポテチの袋をあちこちに向け、ビール缶で電波を聞いているであろうギャラマサを振り返ることなく、線路から離れるわき道にあてをつけ進み始めた。

ポテチの袋から聞こえる「君の瞳に恋してる」の音が、少しずつ、先ほどまでよりもしっかりしたものになっていく。

ボスがあるマンションの前で立ち止まるころには、そこでステレオが鳴っているかのようなクリアーな音で俺たちに音楽を届けた。


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