My fair Lady~マイフェアレディ~
しばらく歩いて行くと、赤い点々が見えてきた。
俺はパッと目を輝かせて彼の手を離して駆け出した。

「すっごーい!おっきーい!」

そこには大きな粒の野苺の群れ。すぐにでも摘もうとする俺に、いつの間にか真後ろにいた彼が「待て」と俺の手をとった。

「むぅー」

思い切り抗議の視線を向けてまた頬を膨らませる。
彼は困ったような苦笑をした。

「ユウ、これはな。ヘビ苺なんだ」

ヘビ苺?っと俺が小首を傾げていると、ネオードが俺の横にしゃがみ込んで一つ摘む。

「食べても美味くねーぞ」

ホレ。とネオードはその手に持つ実を俺の口に放り込んだ。

「ネオ!!」

彼が声を張り上げた。それにネオードが何か言おうとしたがそれより俺の反応の方が早かった。

「ま、まじゅい~~……」

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