My fair Lady~マイフェアレディ~
「パパン……?」

俺は薄っすらと瞳を開いた。横にいるはずの彼がいない。

「……あれ?」

俺は上半身を少し起して、眠い目を擦った。


ぴちゃんっ……!


「ん?」

俺の首に何かがあたった。首を触る。

「み……ず……?」

暗くてよくわからないがそれは水で。
俺は首を傾げながら上を見上げた。


じわぁっとシーツが濡れていく。



「ぎゃぁあああああああああああああああ!!!!!」


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