ブルーアイ-青い目のツンデレ彼氏-

先輩はためらいもせず振り返った。
頬には予想通り。
涙が伝っていた。

「やっぱり…泣いてるじゃないですか」

「うん、わりい?」

「いや、別に…」

「フラれたの。俺」

「…え?」

まっすぐアタシを見つめる青い瞳。
吸い込まれそうだった。

気付いたら抱き締めていた。
もっとアタシを見つめて欲しくて…

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