君死にたもうことなかれ
特殊鋼で形成された機械甲冑を、まるで豆腐でも突き刺すかのごとく。
斬獣刀の鍔元までが、早乙女大尉に突き刺さっている。
「た、大尉!大尉無事か!?」
「ぶ…無事な訳がなかろう…」
喀血と同時に聞こえてくる、早乙女大尉の声。
「ご…『轟天』が…『轟天』が勝手に起動して、大尉を…」
「ああ…わかっている…今のは…九条だな…九条が貴様を護る為にやったのさ…」
また早乙女大尉が、九条の名を出した。
「ふふ…妬けるぜ…死して尚、貴様を守ろうとするとはな…」
解せない。
理解できない。
困惑する俺を前に、早乙女大尉は告げた。
「…『轟天』の頭部制御パネルを開いてみるがいい…そして貴様も狂え…貴様の身につけているその甲冑が…狂気の沙汰なしでは造れない忌まわしい兵器である事が…わかる筈だ…」
それは、皮肉か、それとも呪詛なのか。
最期にもう一度喀血して、早乙女大尉はその命の灯を消していった…。
斬獣刀の鍔元までが、早乙女大尉に突き刺さっている。
「た、大尉!大尉無事か!?」
「ぶ…無事な訳がなかろう…」
喀血と同時に聞こえてくる、早乙女大尉の声。
「ご…『轟天』が…『轟天』が勝手に起動して、大尉を…」
「ああ…わかっている…今のは…九条だな…九条が貴様を護る為にやったのさ…」
また早乙女大尉が、九条の名を出した。
「ふふ…妬けるぜ…死して尚、貴様を守ろうとするとはな…」
解せない。
理解できない。
困惑する俺を前に、早乙女大尉は告げた。
「…『轟天』の頭部制御パネルを開いてみるがいい…そして貴様も狂え…貴様の身につけているその甲冑が…狂気の沙汰なしでは造れない忌まわしい兵器である事が…わかる筈だ…」
それは、皮肉か、それとも呪詛なのか。
最期にもう一度喀血して、早乙女大尉はその命の灯を消していった…。