【短編】意地悪炭酸ベイビー

先輩はあたしに歩く速度を合わせてくれて。

斜め後ろから見る先輩の顔は、やっぱりかっこよくて……


胸がこれでもかっ!ってくらいにキュンとなる。



「そんなに俺の顔面白い?」

「へ!?」


先輩はあたしの顔を見ながら苦笑いしている。

は、恥ずかしいっ……


赤くなって俯いたあたしの顔を、先輩は無理矢理上に向かせた。

ちょっ……!


間近にある先輩の顔に困って、視線を泳がした。




「俺を見て」


< 43 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop