【続】俺様甘甘王子様
――コンコン
その時だった。向こう側でガラスを軽く叩く音がしたのは。反射的にあたしたち3人は外を見る。
『あ、噂のライバル』
あんこちゃんの言うとおり、その姿は三田君、と龍の弟の蜜君だった。
2人はすぐにファストフード店に入り、あたしたちのいるテーブルへと来た。
『御一緒してもいいですか?』
『全然いいよっ』
三田君が聞いてくると、あんこちゃんが即答した。あたしは今朝のこともあって、うまく三田君の顔を見ることができなかった。
『おい、遥翔』
『先輩たちいいって!じゃあ遠慮なく!』
『ったく……』
三田君は本当になんの遠慮もなく座った。一緒にいた蜜君も一瞬ためらったものの、ゆっくりと腰を下ろす。