真面目君、不良に憧れる



「てか!善は不良なのに…」

「え゙?」




だーかーらーっ!!!!


俺は、不良じゃない〜





あれ?なんか目から、涙が出そうなんだけど?




てか、本当のことを言えば、いいことなのにね…


言えない、俺。








「情けねぇ…」

「ん?何が?」


「んや、なんでも―――あ゙!!!」



「――!!??びっくりしたぁ…どっどうしたの、善?」



俺のでかい声で、驚かせたみたいだけど、今の俺には、謝ってる暇はねぇッ!!!





「行って来る!!!!」


「へ?どこへ行――…ってぜ〜ん〜?もう居ないや…」




俺は、強樹を無視って、今、居なくちゃいけない場所へ走った――









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