☆マーメイドLOVE☆




「ヴィルトス?ヴィルトスですって?」



突如、今まで静かに成り行きを見守っていた女王が声を上げた。




「本当にヴィルトスなの?」




「ああ、そうだよ。母さん」




「どういうことだ?俺に兄はいないはずだ」




ヴィルトスが返事をしたのと同時に女王は走りよってきた。





「本当にヴィルトスなのね?ああ、生きていてよかったわ」



女王はヴィルトスを強く抱きしめ額に口づけをした。





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