PURELOVE
それから、約2週間は何事もなく過ぎていった。


そして、今日は彩花と買い物に行く日!


昨日の夜なんか楽しみで、鏡の前でファッションショーしちゃった。


これがいいかな?


あ、こっちも可愛い!


でも、これも捨てがたい。


みたいな感じ!



でも、せっかく決めたのにまた朝からファッションショーの続き始めちゃった。(笑)


その分、家出るの遅れちゃって遅刻決定。



「ごっめ―――ん!!!」


すでに待っていた彩花にあたしは、両手を合わせて謝った。


「もう!遅い!」


「ホントごめんねぇ~。何か奢るから!ね、許して?」


「はいはい。じゃあ、ケーキセット奢ってもらおっかな~」


「え!それはいくら何でも高す…」


「奢るの?奢らないの?」


あたしの言葉を無視して言う彩花に、完璧ビビったあたし。


強いて言うなら、蛇と蛙。(笑)


「お、奢させていただきます」


「そう、それでいいのよ♪」


その後あたし達は、先にレストランに入ってケーキセットを頼んだ。


もちろんあたしの奢りで。
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