Crazy Love


カズくんの話を聞いてから、比較的早く仕事が終わった3日後、俺は理央に別れを切り出す決心をした。

家に帰ると一足先に帰宅していた理央が食事の支度を始めようとしているところだった。

「おっかえりぃ~」

俺がドアを開けると同時に、タマネギを手に持ったまま、勢い良く飛び出してきて、いつものようにおかえりのキスをする理央。

「今から作るから、ちょっと遅くなるけどいいかな? 今日は得意のシチューなんだけど♪」

シチューは、理央が料理の本を見ずに作れる、数少ない料理だ。

一緒に暮らして、3ヶ月。理央は俺のために一生懸命、本を見ながら慣れない料理をしてくれた。

本とにらめっこしながら料理をする理央が、かわいくて大好きだった……
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