Crazy Love
「頼りないかもしれないけど。仕事、不規則だしあまり協力もできないかもしれない。あなたを働かせなければいけないかもしれない。でも、俺もう絶対に逃げずに二人を守るから。だから、俺を達也くんの……達也の父親にならせて欲しい。
俺の親にもここに来る前にあなたのこと話した。達也の事も俺の子だって。結婚して家族になりたいと言ったら、二人とも驚いていたけど、喜んでくれた。だから……」

彼女は後から後から流れ落ちる涙を抑えることが出来なくなったらしく、側にあった箱からティッシュを数枚取り出すと、それで鼻を押さえ
「頼りないなんて思ったことは、一度もない」

としゃくり上げながら言い、更に続けた。

「言うべきか迷っていたんだけど……実は最近分かったの。達也はO型だって」

ドキッと大きく心臓が飛び上がる。
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