さらわれ花嫁~愛と恋と陰謀に巻き込まれました~
我に返ると、いくつもの目が複雑な色で自分たちを見下ろしていて、
・・もう!恥ずかしいったら!
カマラは一気に赤くなった。
それは炎の赤にかき消されて目立つことなく、本人だけが自覚したもの。
「私は後ろを歩きます。また押し倒されたらかないませんから」
照れ隠しに、ちょっとした嫌味をよこしたつもりだったが、
「おい、女!いいかげんにしろよ!
誰のおかげでここにいられると思っているんだ」
一番年長と思われる兵が、カマラを威嚇した。
むっとすると、ユーリが兵士にやめろ、と命じる。