さらわれ花嫁~愛と恋と陰謀に巻き込まれました~
「部屋の明かりは?なぜこんなに暗い!
暗殺者を警戒して、明かりを増やしたはずだ」
「そ、それはレイラ様のご命令で」
「レイラの?」
「はい。すっかり消して欲しいとのご命令でした」
サジは怯える侍女を見て、彼女が本当の事を言っているのだろうと思った。
ということは、もしや。
サジが別の可能性に気づいた時、
「サジ様!」
寝台の辺りをうろうろとしていたナリが、何かを見つけて声を出した。
「これは・・・」
そこには、2通の手紙が置かれていた。
1通はサジ、もう1通はソリャンに当てられたものだ。