さらわれ花嫁~愛と恋と陰謀に巻き込まれました~
「へ?
いや、まさか・・・。真剣な話で」
自分が予想したどんな態度とも違って、ユーリは腰が抜け落ちそうだった。
が、最悪な状態ではないと思い、気を取り直す。
「まぁ、いいや。そっちの話は大して重要じゃないからさ。
実は、俺さ。今まで女の人ってあまり好きじゃなかったんだよね。
ほら、なんていうか、俺って結構身分が高いからさ。
そういうとこだけ見て寄ってくるっつうか」
「自慢話なら、別の人にして」
わけもなく、腹の底にもやもやとした塊が芽生えて、
カマラは唇をゆがめて腕組みをした。
ふ~ん。もてるわけだ。
「いや、そうじゃなくて。
俺はその、なんていうか」