★まいんどはーと★
 



勢いよくそう言ったあたしに、お母さんはまるであたしがそう言ってくるのを待っていたのかのように笑った。




「そっ♪胡桃が大好きなあの亮司お兄ちゃんよっ」




そう言うと今まで、お母さんの喋り方がムカついていたのに



今は、ムカつきよりも喜びが大きかった




「う、うそっ!? 本当に!!うわぁー!!会いたい!!」




何年ぶりだろ??



「ふふっ、本当に胡桃は亮ちゃんの事が大好きなのね!!よかった!!これで、胡桃もルームシェアが楽しくなるわね♪」




うふふっ

っと薄気味悪い笑いを目尻にあたしは…我が母の言葉がまたフリーズしていた…





これで、胡桃もルームシェアが楽しくなるわね♪



楽しくなるわね♪




なるわね♪




ね♪




ちっ、ちょっと!!




「待って!! 亮司お兄ちゃんと…その…、いっ、一緒に住むって…事だよね??」



あたしがそう言うと、我が母がまた不気味に笑う



 


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