★まいんどはーと★
「あの頃の胡桃は可愛かったわ〜どこに行くにも「亮司お兄ちゃん」って言ってね〜♪」
そう言って昔の事を思い出しながらニヤニヤとあたしを見つめていた
すいませんね、今は可愛くなくて
「なっ…別に昔の事はいいでしょ!!」
「あらー?? 昔の事って片付けているの?? 胡桃?」
…うっ
悪い所、勘が鋭い我が母に何も言えなくなってしまったあたし
「まぁ…、からかうのはそれぐらいにして…」
「なっ…!!」
か、からかってたの?!
やっぱり、ムカつく…
この、のいろけ野郎…
「まぁ、楽しく頑張っくるのよっ く・る・み♪」
外国風に投げキッスをあたしに送り、愉快に笑う我が母あかねさん…
あたしは、本当に…この世界が…いや、
我が母が理不尽だと思った