★まいんどはーと★
そう心なかで何度も叫びながらその場から走り去った
あんな…
あんな、最低な奴に…
いとも簡単にキス…されるなんて…
あたしは、テラスみたいなところに駆け込んみ…引きずるように地べたに座りこんでしまった…
「…ファースト…キス、だったのに…」
そう言うと、あの場面が浮かびあがる…
そして、怒りが沸き上がってきた
あ゛ー!!
もう!!
「あんのっ…最低男ーッ!!」
そう大声で叫んで、ちょっとはスッキリした気がした…
「うっせなぁ…」
「へ…?」
だ、誰か居るの?
て、てか…さっきの…聞かれた?!
焦る思いで、声をする方を向いた
「誰だよ…一体」
ものすごく不機嫌で起き上がる