★まいんどはーと★

　



「ほぉ〜…そう言う事。」



納得したような…でもどこか、悪巧みを考えている声があたしと亮司お兄ちゃんの間に響いた




なっ…？！



エロ野郎…！！




「お、翔馬どうした？」




「…ああ、亮に電話。仕事からだと思う」




「ああ、そうか…ありがとうなっ翔馬。 んじゃ、胡桃また後でな」




そう言って、頭を撫でて行ってしまった…




うぅ…、亮司お兄ちゃんって…ドキドキさせる天才かも…



そう思いながら、撫でられた所を触りながら亮司お兄ちゃんが行った所を見つめる…




「やっぱりなっ…」




…なっ!!



いつの間にか隣に居た、エロ野郎がボソッと言う…





「…お前、亮が好きだろ？」



んなっ？！





「な、なんでそう思うのよっ？」



「そんな事言ったて、無駄。」




…は？




「そんな事、言っても亮が好きなのがバレバレなんだよ」




…うっ、よりによって…こんな奴にバレてるなんて…



「そんなの…、あんたに関係ないでしょ？」




あたしは、済ました顔したエロ野郎を避けるように部屋に入ろうとした…





━グイッ━





「なっ…?! 離し」



「そんな事言っていいのかよ??」




は…??



何を言ってんの??こいつ…



「この事…、亮にバラらすぞ??」




「？！」



な、なんだと？！




「な、なんで…そんな事するのよ…」




「さぁ…、何でだろうな？」



怪しげな笑みを浮かべながらあたしを見つめる。