闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~
新しい学校の初日。
私はゆっくりと深呼吸をすると、緊張した面持ちで職員室のドアを開けた。
「失礼します。 今日からこちらに転校してきました小嶺樹里です 」
軽く頭を下げると、すぐに中年の女の人が近寄ってきた。
髪を一つに束ねた、少し肉付きの良い女性。
「おはようございます。 私が担任の三上(みかみ)よ。 これからよろしくね 」
優しそうな先生で良かった。
ホッと胸を撫で下ろしていると、金髪の長髪をした男の人と目が合った。
髪はオールバックで、日本人離れをした顔立ちをしている。
まるで映画の画面から出てきたかのような人物だ。
よく分からないけど、じっとこっちを見ている。