LOVE AGAIN
「さとみ・・・。」

「待たせて。」

「え・・・。」

「待ってちゃだめ??」



今何て言った??

「ほかなんて言わないでよ。考えないでよ。竜しか私には考えられないの。
何十年も何百年かかっても竜を待ってるから。」

さとみの気持ちがうれしかった。


待っててほしかった。


待ってる。


その言葉を俺はどこかで求めてたのかもしれない。


「ありがと。何百も何千もありえないから安心しろ。さとみ。」


俺は少し泣きながら


大号泣しているさとみを


強く


強く


強く抱きしめた。


もう二度と悲しませないように・・。


もう二度と離さないように…。
< 108 / 158 >

この作品をシェア

pagetop