ダブルベッドとあなたのKissと


思い出したように、
空気を振動させたひらがな一文字


「何ですか?」

彼の方を振り返る



「次も頼むよ」



・・・。

彼の瞳は
ただ素っ気なく、宙をあおぐ

その視界に、私を入れることなく


私は所詮、
思い出されて頼まれる存在


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