ダブルベッドとあなたのKissと



「・・・そうか」



冷酷な人
心の祈りを見ていて

目を伏せていた


「・・・私は、もう来ません」



期待通りの答えに落胆した自分に、

少しの寂しさと、
絶望を覚えたから



「は・・・っ」


初めて、
振り返ってあたしと視線を合わせてくれた彼の瞳は、大きく揺れていて

訳のわからない、
そう語っている


(冷酷で、鈍いなんて)
なんて狡くて酷い人

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