花よりも美しく


「だとしても、バイトでしょ?」


閉めていたカーテンを開けると、日光が室内を明るく照らす


「ほら、起きて」

「お姉ちゃんこそ、仕事じゃないの・・・?」

「今から行くわよ。だから、早く起きなさい」


布団を月子から奪い、麗子はにっこりと微笑んだ


「・・・分かったわ。起きる」


ベッドからおりて、月子は窓から射し込む日光に、目を細めた


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