花よりも美しく


真子の笑顔に安心したのか、月子は安堵の息をつく

久しぶりの友人に会って、予想外に安心してしまった

ホントは、まだまだ心配なことがあるけれど、今は安心した気持ちに、身を任せておこう

後のことは、その時になって考えるから






「プロポーズしてない─────?!」


怒りと驚きと・・・呆れた感のこもる美登里の声に、忍は逃げ出したい気持ちと戦った

美登里の隣に座っている祖母・珠子も、呆れ顔

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