花よりも美しく


「どういうことなの?!貴方は馬鹿?馬鹿なのッ???」


怒っているのかと思うと、逆に心配されてしまった


「すぐに結婚なんて・・・。焦りすぎだと思うけど・・・」

「そんな暢気なこと言って!これを逃したら、貴方一生独り身よ?!」

「か、母さん・・・」


なだめる忍に、美登里が力強く睨む


「美登里、月子さんの気持ちも考えてあげましょう?」

「お義母様・・・」


黙っていた珠子が、ようやく口を開いた


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