花よりも美しく


理生の答えに、真子は小さく笑う


「フェミニストなのはいいことですけどね」

「う、うん?」


困惑する理生に、真子は優しく微笑んでいた





「はい、着いたよ」

「ありがとうございす。約束の時間に間に合いました」

「約束?」

「お見合いするんです、私」

「・・・・・・・・・・・・・・・え?」


車をおりようとする真子の肩を、理生が慌てて掴む


「み、見合い?なんで??」


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