星をはりつけて



すると隙間から光がもれだし、魔女はフードを目深く被ると中に歩を進めました。


天井の低いトンネルを歩き広い空間に出ると痛い程に光が降り注ぎます。


ドーム状の天井には目も眩むまばゆい光が波のように揺れては強弱をつけ、キラキラと気味の悪い七色の光を粉のようにまいていました。


只の光が天井に吊るされたオモチャの星をキィキィ揺らします。


魔女は無言で見上げたあと天蓋の布で仕切られたベッドへと手を伸ばしました。




「王、具合は如何ですか?」



そこにはあの老いた王がいました。


いるはずでした……


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