― 君 色 星 ―
≪3≫偽善の愛と大切な存在

- side KAORI
















「…あれ?和彦、この子、誰?もしかして、コレか!?」






その後、カズくんがメールで呼び出したのは、カズくんと同じ研究室の友達だという男性。





その人はカズくんの部屋に入ってうちを見るなり、カズくんに小指を立てながら近寄って行った。






「何でそうなるんだよ?…ちょっと事情があってな」



「そうだよなー。和彦、セクシーな魅力あふれる女が……」



「だからそれは徹司の誤解だろ!!」






うちにはよー分からん話が二人の間に繰り広げられる中、うちはカズくんの部屋のキッチンを使ってコーヒーを淹れていた。






< 154 / 328 >

この作品をシェア

pagetop