恋の行方
厨房でカップにエスプレッソを注ぎながらまだ混乱してる頭を整理する。


恋をしたあの彼は利央のお兄さん…。


利央の…。


しかも、利央達に私の気持ちは知られてて…。


「はぁ~っ」


絶望的なこの展開に盛大に出る溜め息。

だけど、今は仕事中。


しっかりしなきゃ!

自分に喝を入れ、入れ終わったエスプレッソを運んだ。




「お待たせいたしました。エスプレッソです。」


カチャっとなるべく音が出ないようにカップを置く。


『ありがとう。あ。オレ、利央の兄の右京です。よろしくね?』


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