恋の行方
『利央もここに来るのか?』


『あぁ…まぁ…』


にこやかに話す彼と視線が定まらずバツの悪そうな利央、そしてポカンとその会話を聞いてる私。


『へぇ。冬月、面白い事になりそう。』

1人、冷静にチョコレートを食べながらそう呟いた遼ちゃんに視線が集まった。

『え…ゆっちん?』

『なんだ。君は利央達と知り合いだったのか。』


そのまま私に視線を移されて、異様な空気が私を包む。


「え…えっと…エスプレッソ、お持ちしますね?」


そんな空気に堪えかねて、逃げるようにその場から立ち去った。
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