君へ贈る愛の歌


『みゅう、何かされたら俺のとこに逃げておいで。授業中でもいいからさ。』



何故かかっちゃんはあたしを膝に乗せてベンチに座る。



『分かった・・。でも、あたしも少しは頑張る。』

『うん。偉い。』



いい子いい子するかっちゃんの手は大きい。



『でも本田たちには気をつけろな?あいつらなんかみゅうのこと狙ってるっぽいから。』



本田っていうのは3年生の先輩。

結構な不良。

田舎のここでは有名人だ。

女の子に飢えてるだとかなんとかだとか云々。

でもあたしを狙うだなんておかしい。

男扱いされてるようなあたしなのに。



『みゅう。』

『ん?』

『みゅうは気づいてないかもしれないけど・・。みゅうのことをからかってる奴らはみゅうのこと好きだからからかってるんだ。』

『え?』



かっちゃんは真剣に話す。



『好きな子のことからかっちゃうって小学生みたいだけど・・多分そうだ。だから気をつけて。ここの田舎じゃ女の子少ないし・・。みゅうだってちゃんと女の子にみられてるから。』


かっちゃんが本気で心配してる。


『うん・・・。気をつける。何かあったらかっちゃんの所にいくから。』


かっちゃんってあたしのことすごく考えてくれる。

かっちゃんがいて良かった。
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