君へ贈る愛の歌
次の日。

かっちゃんのピアノを聞いて充電したあたしは男子の言葉にもそんなに傷つかなかった。

かっちゃんのおかげ。


『お前ほんとでっけぇよな!』

『弥生みたいなのと歩きたくねぇ~。』


授業の合間の休み時間。

弥生はあたしの名字。

気にしない。

気にしない。

もっと強くなるんだもん。



『スマイルもよくお前みたいなのとつるめるよなぁ!俺だったら恥ずかしいんだけど。』



そんなひどいことを言っておきながら大爆笑する男子。

その行為自体はどうでもいい。

でも、今の言葉はぐさっときた。

かっちゃん・・恥ずかしい思いしてるのかなぁ。

そう思うと急に胸に何かが刺さったみたいな感覚。

かっちゃんに迷惑かけてるかもしれない・・・。

そんな気持ちが急に湧きあがった。




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