君へ贈る愛の歌
かっちゃんは優しい。

だから言えないのかもしれない。

迷惑だ

って。

あたし・・・かっちゃんに迷惑かけてばかり。

あたしがかっちゃんに何かしてあげられたことなんかあるのかな?

ああ、あたしダメじゃん。

かっちゃんに何もしてあげられてない。

恥ずかしい思いしかさせてなかったのかもしれない。

最悪最低。

ほんっとあたしダメだなぁ・・。

そう思ったら涙が浮かんできた。

今まで何を言われても男子たちの前で泣いたことはなかった。

泣きたくもないのに。

こんな人たちの前で。



『なっ?!お前何泣きそうな顔してんだよ。』

『男のくせに泣いてんじゃねぇよ!!』



さすがに慌てたのかおろおろしてる。

でもそんなことはどうでも良かった。

頭の中にはかっちゃんしかいなかったから。

ごめん・・かっちゃん。

いたたまれない気持ちになって教室を飛び出た。




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