秘密の恋の始め方



今日も空は晴天。
かもしれない。

一心不乱に3ポイントシュートの練習を体育館の中でし続けてる俺にはあんまり関係ないから別にいいんだけど。


「―――珍しいよな、高倉があんな真面目に練習してるなんて」

「やっぱあれじゃね? あのアイドル様に振られてショック受けてんだよ」

「あー、かわいそうになぁ……モテるくせに今まで特定の彼女もつくってなかったのに」

「初めての相手があれで、結局遊ばれてただけだもんなぁ」

「切ねー」


――――切なくねぇよ!


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