君のホント
1日の授業が終わった。

那緒と買い物に行く予定だったので、那緒の席まで行った。

「なー・・」

那緒を呼ぼうと思った瞬間、俺とは別の男の声。

「那緒ちんっ♪」

『またコイツか・・・』

同じクラスの畑裕真(ハタユウマ)。

絶対那緒を狙ってる奴。

「那緒ちん、今日予定あるー?一緒に遊び行こっ」

またコイツは那緒にちょっかい出しやがってーー。

「ゴメンっ、今日は璃緒と買い物行くから」

やっぱり那緒は俺を優先してくれた。

「そっかぁ・・・」

『ざまーみろっ、お前に那緒はムリだよ!』

とか、心の中で言ってる俺。

「じゃあ今回は諦めるけど、また遊ぼうねっ。ばいばい」

と言って裕真は帰っていった。

イイ奴ではあるけど、那緒を狙ってる奴は嫌ってしまうんだ。

『俺ってホント嫌な奴。那緒に告白する勇気もないくせに。』

そんなことを1人で思っていると、

「璃緒!!行こっ」

那緒が笑顔で近づいてきた。

それだけで、嫌なことすべて忘れてしまえる。

「うんっ」


『俺って単純・・・』





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