【完】アップルパイ。~ズット君ノ隣デ~


*桜目線*



見てしまったカレンダーの文字。



急に現実に引き戻された



何浮かれてたんだろう。



恋をしたのが初めてだから何か上手くいく気がしてた。



でも、よく考えたら大介さんには優姫さんがいる



死んだ人にかなうはずがない



だって、大介さんの心の中にはずっと優姫さんがいるから。



部屋に戻ると同時に溢れ出す涙



こんな事でいちいち泣く自分が憎い



泣くな。



泣くな私。



部屋に私のすすり泣く声と時計の音だけが響く



…誕生日お祝いしたら迷惑なのかな?



ツラい思いでしか残ってないのかな?



その思い出を楽しい思い出に変える事私は出来ないのかな?



私はそのまま深い眠りへとついた



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