Nightの誘惑
すかさず智香が私にメニューを渡す。


「次はなに飲む?今日はとことん飲むんだから」


そう言ってニコリと微笑んだ。


いや…絶対違う目的だろ。


智香に渡されたメニューをテーブルに置いて、マスターに疑問をぶつけてみた。



「ねぇ、マスター。これいつもとちょっと違うような気がする」

空のグラスを顔の前で揺らした。




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