罪恋


「あの…」



「別に、俺も帰りたかっただけだから」



「本当にありがとうございます…じゃあ」



あの公園でみた笑顔がまた、みたくてひき止めてしまった。



「待って!」



「なんですか…?」


「あのさ…、写真撮らせてくれねぇ?」



「…え?」



真央が驚くのは当たり前だ。

いきなり写真を撮らせてくれと頼んでも気持ち悪がられるだけだ。



「…いいですよ」



「まじ!?」



「はい、さっきのお礼になるなら…」



「じゃあ明日10時に公園で!」



「わかりました」




約束をしてそのまま家に帰った。



お風呂に入ってても、ご飯食べてても、寝てても頭の中に公園でみた真央の笑顔が浮かんできた。



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