Strawberry ＆ Bluesky

「あぁー…!あたしのタダ券がぁあーーっ!!」



「…まだ言ってるし」





だぁってーっ!!



あんなに苦労して手に入れたもんやのにぃーっ!!







「あんた…自分が生徒会の人間だってわかってる?」




……それは…わかっとるけど…っ。





せっかくここまで残ったんやし…。







と、しょぼくれてるあたしの耳に入ってきた会長のアナウンス。




『えー。ところでみなさん。言ってなかったけど実は、準優勝の2人にも賞品用意してあるんだ』





なっっ!!?



なんやて!?




あの会長があたしらにまで賞品用意しとるて!?








「あ…っ!!あり得へん…!!つか信じられへん!!あたしは絶対信じへん…!!」



「あんた…少しは素直に喜んだら?」





だって百合…あの面倒くさがりの会長やで?!




どーせ、ろくでもないもんに決まっとるて…。