Star☆Lovers
なんなのよ、もう!
「…」

あたしは、自分の状況が理解できず、その場に座り込んだ。

…なんであたし、いつものように振り払わなかったんだろ。

キスされたとき、振り払えたはずなのに。


「てゆーか…」

このあたしが、

高瀬のもの?

「…有り得ないから。」

あたしは、一人で生きてくんだから!

あたしは、誰のものにもならない。

星羅様はこんなことに動揺しない!

…無視すればいいだけ。そのうち…愛想、尽かして離れてくんだから。

「…帰ろ。」

あたしは荷物を持って屋上を出た。

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