99通目のラブレター
第一章
終わりと始まり
それは、中学3年生の夏やった。
俺はサッカー部に所属しとって、みんなからも慕われるキャプテンやった。
もちろんキャプテンを務めるだけの実力はあったし、周りもそれを認めてくれとった。
俺は小さい頃からサッカーが大好きで、この先もずっとサッカーして生きてきたいって思ってた。
でもそんな夢も、ある日簡単に崩れさってしまったんや。