99通目のラブレター
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それからしばらくして、俺は担任に進路希望の紙を提出した。
担任はそれを見て、安心したように受験頑張ろうな!って笑っとった。
その笑顔が、俺には嘘くさく見えた。
俺は結局、近場の高校をいくつかピックアップして、
自分の学力とか、通学のこととかも考えて、一番良さそうな高校を第一希望に書いた。
春奈ちゃんの手紙を読んだあと、俺は春奈ちゃんの手紙に書いてあったようにゆっくり考えてみた。
足のこと、サッカーのこと、
高校のこと、自分のこと。
これでええんや!っちゅーはっきりした答えは出やんかったけど、
これでええんやって思える答えが出たからええか、と思った。
それを春奈ちゃんに言うたら、
「優也くんが良いって思える答えが出たんなら、それでいいと思うよ!いっぱい考えたんだもんね!お疲れ様!」
って言うてくれたから、ああ、これでよかったんやなーと素直に思えた。